手直し

スタイリストの岡島です。

 

 

 

少し前の休みの日、wa-doのスタッフS氏から連絡が入り、カットをしてほしいと言われました。

 

 

 

翌日S氏の話を聞くと、どうやら他店にてカットをしたものの直して欲しいところがあるとの事。

 

 

 

レイヤーを入れた部分が重い気がするのでほわほわ直しをハチ上に施し、梳いてみる事にしました。

 

 

 

髪の状態を確認すべく、席に座ってもらってコームを通してみると…

 

 

…なにこれひどい(苦笑)

 

 

 

 

襟足のカットラインは不揃い感を狙ったというのには程遠い切り残し…

 

 

 

ミドル〜トップセクションに入れたレイヤーはブツ切りのカットラインを残したまま、ドンと乗っかった、まるでカツラ…

 

 

 

お約束の様に違う左右の長さ…

 

 

 

かと思えば嘘みたいに梳かれてスッカスカになっている盆の窪辺りの惨状…

 

 

 

そのカオスっぷりを知れば知るほど沈んでいくS氏。

 

 

 

これ直せるの??

 

 

 

そもそものオーダーは肩下ワンレングスだったベースに首元辺りまでの低い位置に落ちてくる位のローレイヤーで、シルエットはぱっと見はボブだったのだそうです。画像も確認させて頂きましたが正にその通り。

 

 

 

それがなぜ…(苦笑)

 

 

 

これじゃザンギリですよねホントに。

 

 

 

ひとまずカットラインと左右の長さを直してみます。

 

 

 

ブツ切りで乗っかっているレイヤー部分の毛量を調節してみます。

 

 

 

前髪とサイドの繋がり部分(入れたくなかったらしいシャギー)の角度を修正してみます。

 

 

 

ひとまず見られる様にはなったでしょうか…

 

 

 

でも結局、トップに入れたレイヤーがなりたかったボブベースのスタイルとの違いを際立たせてしまっている為、襟足を取ってしまおうという結論に。

 

 

 

最終的には

 

 

 

 

こんな感じになりました。

 

 

 

当初希望していたらしいスタイルから大分遠くなってしまいましたが、一先ずOK頂きました(笑)

 

 

すごい短くなっちゃいましたね。

 

 

 

カットライン、レイヤーの位置、毛量、色んな要素が望まぬ形となってしまったこの悲劇ですが

 

 

 

素人でもない美容師がしっかり伝えてもこの様に失敗されてしまう事もあるんですね…

 

 

今まで美容師やってきてここまでの状態は初見でした。

 

 

 

表参道でお仕事されていた事をウリにしていたみたいですが、だったらどうして表参道で勝負し続けないんですかね。

 

 

 

そもそも都内でやってたからってなんなんですかね。

 

 

 

都内でやってたって言っとけばウケるっていう風に考えてるんですかね。

 

 

 

東京以外を見下してるんですかね。

 

 

 

穿った見方をしてしまってすみません(笑)

 

 

 

普段お客様とお話しをしていて、前任の美容師さん、例え他店の方であっても悪くいう様な事はしません。その人にしかわからない思いとか努力を汲みたい気持ちもあったりします。思いを馳せるんです(笑)

 

 

 

ただ今回は酷すぎましたねー。かわいいスタッフの髪がこんなに、と思うと少々怒りが込み上がってしまいました。

 

 

 

今回は完全に文句言いたかっただけブログです。

 

 

 

お目汚し失礼致しました〜。